JIRAIZUKAN

PRODUCTION SIDE

制作サイドが踏む地雷

帳尻を合わせることが
制作の仕事になっている。

前提が曖昧なまま進行し、仕様は途中で変わり、確認も共有も不十分なままリリース目前。

それでも破綻しないのは、最終的に制作サイドが“帳尻を合わせている”からに他ならない。進行の歪み、調整不足、意思疎通のズレ、そのすべてが、制作のリソースで吸収されていく構造は、もはや現場の常態とも言える。

このセクションでは、そうした「制作が踏まされる地雷」の数々を構造的・心理的視点から整理し、“なんとかする前にできること”を探っていく。

営業・クライアントとの認識のズレによる地雷

Trigger.01

「とりあえず概算ください」地獄

仕様が曖昧なのに「ざっくりでいいから」と見積もりを急かされる。

Trigger.02

「あとで中身決めるから、デザイン進めて!」爆弾

コンテンツ未定なのにデザインを進める → 途中で方向転換して全ボツの大惨事。

Trigger.03

予算を考えず参考サイトは超大手!

予算50万円なのに「Appleのサイトみたいにして」と無茶振りされる。

Trigger.04

ふわっとしたイメージ、しっかり迷走!

具体的な指示なしで 仕上がり後に「イメージと違う」とリテイク地獄。

Trigger.05

説明放棄の丸投げ爆弾!

クライアントがちゃんと要件を伝えず、後で「思ってたのと違う」と言われる。

Trigger.06

営業の放った無責任発言で現場が迷走

営業とクライアントで話が噛み合っておらず、制作が振り回される。

Trigger.07

「デザインを何案か作って」と軽く頼まれる爆弾

「サクッと3 案くらい見せて」と言われるが、デザインは無料ではない!

契約・仕様の曖昧さが招く地雷

Trigger.01

軽く言われがち。“ちょっと修正”が時間を奪う

「軽い変更」と言いながら、気づけば追加工数10時間超え。

Trigger.02

「スケジュール遵守は制作だけ?」問題

クライアントの確認が遅れる → そのしわ寄せが全部制作にくる。

Trigger.03

“追加料金”って言った瞬間、記憶喪失になる人

契約で明記しているのに、クライアントが確認していない → 追加料金で揉める。

Trigger.04

クリエイティブは魔法じゃない!

修正は無料、納期は変えない、要望は通せると思っているクライアント。

Trigger.05

「1週間もかかるんですか?」の圧にイラッ

開発やデザインの工数を考えず、スピード感だけでスケジュールを決める営業。

Trigger.06

「とりあえずダミーで入れといて」の入替地獄

ダミーで入れた画像やテキストがそのまま使われるケース、あとで大量の修正が発生。

クライアントの技術理解不足による地雷

Trigger.01

スマホで撮った写真を出してくる無邪気な破壊力

クライアント提供の写真が低解像度&ピンボケ → 補正に時間がかかりすぎる。

Trigger.02

「WordPress=自由自在」の都市伝説

CMSは魔法じゃない。構造的に無理な更新を求められる。

Trigger.03

プラグイン入れすぎてWordPressが悲鳴中!

クライアントが勝手にプラグインを入れて不具合発生 → 「なんか動かなくなったんだけど?」と問い合わせ

Trigger.04

「アニメーションで動かして!」が地味に地獄

簡単に動くと思っているが、HTML+CSSでは難しいことを理解していない。

Trigger.05

なんでも簡単に作れる世界に僕らはいない!

仕様書なしで機能追加をサクッと頼まれる。

Trigger.06

いつの間にかWebの何でも屋?

〜“制作”の境界線が曖昧すぎる〜

チーム内の認識ズレによる地雷

Trigger.01

「これってすぐできますよね?」の魔法発動

“一瞬で終わる”と思われがちな仕事たち

Trigger.02

どうせ守られないスケジュールに、今日も命削ってる

形骸化した進行表に振り回される制作の悲哀

Trigger.03

「このツール使えば楽になるでしょ?」の誤解

「ノーコードなら簡単!」みたいな認識で業務を進めようとする営業・ディレクター。

Trigger.04

「時間を返せ!」決定事項ちゃぶ台返し問題

なぜ実装フェーズで話が蒸し返されるのか

Trigger.05

現場と営業の認識がズレすぎている悲劇

“いい顔”と“泥かぶり”の分業体制

Trigger.06

「デザイナーとコーダーの温度差問題」

デザイナー「ここのアニメーションはこういう感じで!」 コーダー「いや、実装めちゃ大変なんだけど…」